恋詩~僕のウタ~
6シックス バレンタイン偏*初恋の記憶*
私の人生初めての
本命チョコレート
うまくできるだろうか
うまく渡せるだろうか
どこもおかしくないだろうか
……美味しいと
思ってくれるだろうか
不安と期待が織り混じる
そして渡す時がきた
友達にも協力してもらって
迎えた放課後の教室
俯きながら渡した
あの時の私の心は
破裂寸前だった
返事は……なんとOK
そんな幸せな初恋の記憶
今の私とは全然違う
あの日からちょうど3年目の今日
叶わぬ恋の相手にチョコを渡した
返事は勿論NO
でも3年前のあの日を思い出すと
何故かそれでも良いと思えたんだ