俺様スギルあたしのだぁりん
龍牙side
何であんな事したんだろ…
俺…何を考えて…
「はぁ…」
『ん?なんだなんだ?龍牙がため息とは珍しいなあ』
「俺、今自分の気持ちコントロール出来ねー」
『…………。雫ちゃん…に対してか?』
何だ?今の間は…
俺は今までの事…自分の気持ちなど全てを話した。
「俺さ…今日嫌だったんだよな…あいつがメイド服着ていろんな男にチヤホヤされてんの。それ見た瞬間腹立って…気がついたらあいつの腕掴んで走り出してた…」
『そうか…』
「何だよ…それだけかよ…」
『お前はまだ自分の気持ちに気付かないのか?いや…気づいてるがそれを認めたくないんだろ?』
こいつ…何言い出すんだよ…
俺があいつを好きなわけねーじゃん…
「それは…ぜってぇねえな…」
『雫ちゃんがメイド服着ていろんな男にチヤホヤされてんの見たら嫌だったんだろ?じゃあ雫ちゃんがほかの男と喋ったりほかの男に触られてんの見たらどう思うんだよ』
…そんなのぜってぇ嫌だ
想像しただけでムカつく…
その男を殴りたくなる…
「………」
『ほらみろ…お前雫ちゃんの事好きなんじゃねーか…何で素直に認めねーんだよ』
「俺…あいつの事…」
『あぁ、そうだよ…早く雫ちゃんのとこ行けよ…』
自分の気持ち…それは…いつの間にかあいつを好きになっていた という事。
「亮…さんきゅ…」
『おぅ…』

亮…お前もきっとあいつのところへ行きたいはずなのに…俺のために…ごめんな…
亮…さんきゅ…
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