ミニでなにが悪い!!
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「…よっこいせっ」
私は一先ず、彼を家に入れた。
「おーい…って寝てるし…」
頬をペチペチ叩くが起きる気配が一向にない。
(もう良いや)
取り合えず明日も学校だから、お風呂に入る。
カチッ
そんな音と共に、熱い水が頭と体を濡らす。
(…ダルかった)
スポンジにボディソープを付け、十分に泡立てると、上半身を包み込むように洗う。
あれ…?今って何時だ?
防水携帯の液晶画面を覗き込む。
……8時47分。
やばい!もう、そろそろ“あの人達がくるんじゃっ…!!
―――――ピンポーン
そう思うのと同時に、インターホンが来客を知らせた。