ミニでなにが悪い!!
「…希咲お姉ちゃんと蒼お兄ちゃん」
「沙羅、久しぶりだな」
「お兄ちゃんは会いたかったぞ~!!」
双子の姉と兄が私を訪れにきた。
―――――
「で、二人とも就職決まったの?」
そう問い掛ければ、
「ああ、私は大丈夫だ。しかし蒼が…」
「うっ……で、でも俺もちゃんと見つけるし…!」
「どうだか」
ジロリ、蒼お兄ちゃんを睨んで希咲お姉ちゃんはコーヒーを啜った。
「はは……」
私は乾いた笑いしか出てこなかった。