ミニでなにが悪い!!
いや、今はそんなことよりも…
「では、今日はもう帰るか」
「ええ~…さっき来たばっかじゃん!」
「お前は明日から就職活動、私は仕事。早起きしなくてはならない」
お姉ちゃんは淡々と言うと、もう玄関に立っていた。
いつの間に…!
「ではな。また来る」
「じゃあな紗羅!」
この2人が去って行くと、途端に部屋は静かになる。
…さて、と。
私は膝に手をついて立ち上がると、寝室に向かった。
視界に入って来たのは、ベット…
そして、毛布に包まりながら息をたてて寝ている男。