ミニでなにが悪い!!
「ねぇ、ちょっと付き合ってよ」
「やめてください!!」
「少しで良いから…」
「いや!!だれか…!」
あきらかに遊んでます、みたいな先輩に絡まれているのは私じゃない。
でも、助けを求めてる彼女はクラスメート。
これは助けなきゃなぁ…
ボンヤリ考えながらその光景を見つめる。
チャラ男が彼女の唇に触れようとしたとき、私は動いた。
「やめてあげたらどうですか?」
「あ゛?……チョー可愛いじゃんっ!!」
オーラに滲み出る不機嫌さ。
でも、私の顔を見るなり態度が一変する。
先輩はその子から離れ、私に歩み寄ると、
「じゃぁ、君が遊んでくれんの?」
いやらしい手つきで私の腰を触ってきた。