ミニでなにが悪い!!


「とにかく、お前と、」


先生はそこで区切ると、視線を私から先輩に移して、


「そこの3年は会議室に来い」


威圧的な声色で先輩を睨んだ。


あれは相当怒ってんな…今日は帰れないかも。


呑気な考えは的中した。


―――――――
―――――――――




「なに、作ろう…って材料ない!…」


無事に帰れた私は一人分のご飯を作ろうと冷蔵庫を開けたが中はスッカラカン。


あるのはケチャップ、マヨネーズ、ごまドレ…


調味料ばっか…


「なんか買いに行こ…」


一人で呟いてスクールバックを取ると、玄関に直行。


そのまま家を出て、コンビニに向かった。


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