ミニでなにが悪い!!
「な…っ!」
その言葉に顔を真っ赤にする男&周囲。
「もういっぺん言ってみろや!!!」
「だから、ダサすぎ。何回も言わせないで…」
そう付け加えて私はバットの男を睨んだ。
もれなく殺気つきで…
「……」
悲鳴も上がらないくらい怯えている男に私は耳打ちした。
“いますぐここから出てけ。さもなくば…”
「さもなくば…?」
相手は震えながら私の言葉をリピート。
私は返答の代わりに微笑んで、
彼の頭に、親指を立てて人差し指を突き出してる状態の手を当てると、
「…バン」
擬音語を発した。
その瞬間、ひゃぁ!!
奇声をあげると一目散にこの公園を出て行き、連れも彼を追いかけるように行ってしまった。
つまり、私とボロボロの男しかいないわけだ。