ダンデリオン*リング ~真心の愛~
亜美が先に話始めた。

「じゃあ、綾斗って呼ぶよ。私のことはどうぞご自由に。でも、ちゃんづけはなしね」

「クロミとかでもまあ、いいけど。」

由香はうーんどうしようかとと考えていた。


「私は浩史君と綾斗くんって呼ぶね。」

「やっぱり呼び捨てはまだなれてないから・・・・」

亜美はもうどうでもいいように思ってしまった。


「由香、別にしろしなんて浩史でいいよ!めんどうだからしろしって呼ぼう」

「綾斗は私もあんまり話したことないから、下手に呼べないけど」

浩史は亜美の態度に少し苛立ちを感じた。



「クロミお前、いちいち呼び方強制しなくてもいいだろう!!」

「しろしって回りからよく言われるあだ名だけどな」


みんなそろってあーだこーだと会話がおかしくなってきた。



その時、チャイムがなった。

キーーン、コーーーーン、カーーーン、コーーーン・・・



「あっ、チャイムがなったね。もうすぐホームルームも始まるし、席に戻ろう」


と綾斗が話を中断させた。






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