ダンデリオン*リング ~真心の愛~
浩史が家の玄関を開けて、まっていた。

久しぶりにくる浩史の家。

以前来たのは・・・。まあ、いいか。

あいかわらず、大きな家だと実感する。
玄関の大きさが半端ではない。
一軒家にしては、この家は大きい分類に入るだろう。

「お邪魔します」

「よお!じゃなくて、いらっしゃいませか?
 まあ、あがってくれ。
 俺の部屋だけどな!」

「あいっかわらず、汚い部屋じゃないだろうね?
 昔、部屋がおもちゃや本が散乱してて、
 入れる状態じゃなかったじゃないか・・・・。」

「なっ、んなわけねーだろが!
 一応俺も小学生から高校生に成長してるんだ。
 部屋が散らかってたら、恥ずかしいだろう・・・」


浩史は昔の部屋の話をされて怒っていた。

彼自身も小学生と高校生では次元が違うと言いたいのか。

あの小学生の頃の部屋が異様に脳に残っている。

野球バットやグローブ、トレーディングカード、雑誌・・・

少年時代の思い出だと少し考えてしまった。


「ほら、ここが俺の部屋だ。 
 好きな所に座ってくれよ」

「以外に綺麗だね。
 なんてゆうか、シンプルな部屋だね・・・」

浩史の部屋は以前とはまったく違うものになっていた。

10畳ほどの部屋にベット、勉強机、ノートパソコン、コンボ、
小さいテーブルに薄型テレビ。あと大きな本棚があるだけ。
窓にはきちんとカーテンがしてあった。
全体的にブルー系の色で統一されていた。

「変っただろう?
 昔の俺の部屋とは全然ちがうだろ?」

「ああ、そうだね」








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