ダンデリオン＊リング　～真心の愛～
今は午後２時と中途半端な時間に終わって、皆お昼ご飯を食べていない。

クラスの生徒達もぞろぞろと帰る用意をしたり、おしゃべりを始める物もいた。


亜美は入学式に来ていた両親がまだ残っているかどうか確認するため、

廊下に出て、辺りを探したが両親は見つからなかった。


（お母さんとお父さん帰たんだ・・・。もうっ。）


「由香今日はもう家に直で帰るの？うちの両親先に帰ってるみたい・・・」

「だから、私ファミレスでも寄って帰ろうと思うんだけど一緒にいかない？」

亜美の両親は、入学式の式だけ見て、先に帰ってしまったようだ。


由香はいきなりの誘いに戸惑った。

まだ引っ越してきたばかりで、家の荷物などが片付けていなかったので、

どうしたものかと考えた。

（今日中には部屋の整理をしたかったんだけど・・・。折角誘ってくれてるし。）

「いいよ亜美ちゃん。ファミレスよって行こう！
私まだこの辺りに詳しくないし、お腹もすいてるから」


「よかったー、じゃあ今からファミレスに向かいますか」

そう言うと亜美がカバンを持った。


亜美と由香も帰る用意をして、浩史と綾斗のいる席の方に移動した。

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