ダンデリオン*リング ~真心の愛~

窓際に立っているこの少年。

がっしりとした体格で、
身長は176位という所。

まあ、かっこいい部類に入る顔だ。

頭はワックスで、ハネさせている。


「浩史、悪いな。
 佐野さん、呼び出してほしいなんて無茶言って」

茶髪に髪を染めて、
ズボンは腰パンではいている。

「いいよ、別に。
 幼馴染の友達だったから、聞きやすかったし。
 お前、佐野さんに告白するつもりなのか?」

「放課後に一度、自分から
 教室にいって話するよ」

「そんなに急がなくても・・・。
 佐野さん逃げないっての!」

「だって、彼女結構かわいいから、
 話のネタになったりしてる」


健太がいきなり、俺に彼女紹介してって、
いってきた時はびっくりしたけど。
まあ、外見チャラ男だけど、
いい奴なんだよなー。
だから、今回この恋を応援してやろうと思った。


「へいへい、わかりましたから。
 放課後、告白するんだろ?
 昼休みに、呼び出しの約束するために、
 俺に頼んだんだろ?」

「ああ、予定変更。
 放課後、直で告白するわ、俺」

「ま、がんばれ」

俺は健太と別れて、さっさと自分の
教室に戻った。
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