ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「ごめんなさい、
 私、本当にそんな気持ちも持ってないから。 
 軽い気持ちで告白なんてしないで!!」



もう、沢山なの。

その言葉は、また悲しさ、虚しさ、苦しさ

を心に運んでくる。


ドンッ!! 

 

タタタタタタタッッ・・・・



健太を振り払って、由香は階段を駆け下りた。

彼は呆然と由香の去った後しか見えなかった。




告白されたのは、よくあること。



外見ばかりしか見てくれない。



本当の私を見てくれる人なんて!!



これっぽちもいない・・・。



男子の告白なんて、


いきなり信じられない。


もう、悲しい思いは沢山なの!!



どうせ、向こうから別れを告げる・・・。




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