ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「お前が大好き。
 愛している。笑った顔も、怒った顔も。
 今の亜美の全部が好きだ。
 だから、答えくれるよな?」


浩史ごめんね。
ずっとあなたに辛い思いをさせて。

好きだって言ってくれる。

心の底から、貴方は私を好きだと、
愛して言ると言ってくれていた。



もう、「約束」には縛られない!




「浩史。浩史。浩史。
 浩史、好きです。
 私の彼氏になって下さい。
 よろしくお願いします」


本気で思っていた。
綾斗の話を聞いていたから。
あいつは、亜美が好きだから。


俺の嫉妬の心はあの時から、
ずっと炎を、灯している。


「亜美。
 俺を、彼氏にしてください!
 でいいか返事?」

「うん!お付き合い開始だね」

亜美は笑顔で、えへへっと少し
顔を赤らめていた。

「やっと、って感じだな」


「そうね」


「「これからは、彼氏と彼女」」



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