ダンデリオン*リング ~真心の愛~
その2日後、

浩史は綾斗を裏庭に呼び出した。


「浩史、重要な話ってなんだい?
 君にしては、いつにもまして
 真剣な顔をしている」


いつもとはまったく違う。

浩史の顔が真剣だが、
体から何かオーラを感じる。

これは・・・・。


「綾斗、親友であるお前にきちん
 と話がしたかったんだ。
 聞いてくれるか?」

「ああいいよ。 
 で、話とは?」



「俺と亜美、付き合うことになった。
 俺はお前の気持ちを知ってるから、
 きちんと、話しておこうと思って」


やっぱり、浩史の嫉妬心。
黒い嫉妬の炎は消え去っていた。


「おめでとう。
 よかったじゃないか、やっと
 亜美に思いが通じたんだろう?」

「お前、俺を攻めないのか?
 お前が亜美を好きだってこと。
 あの時、お前の言葉が
 俺に、告白させる気にさせたんだ。
 ありがとう?でもないけどな」

浩史は照れくさそうな顔をしている。


「二人とも、両思いだったんだろずっと。
 僕が入れる隙なんてないさ。
 君達は強い絆で、結ばれている」
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