ダンデリオン*リング ~真心の愛~

「そう、私の昔の友達も、百合の好みとは、
 ほど遠い奴ばっかりだし。
 ごめんね、紹介できなくて」

うーん、中学時代の同級生って、
あんまりいい奴はいなかった。
逆に告白されて、気まずくなって。
友達としても、付き合っていけなくなった。


「いいよ~。何処かで出会いがあるかも、
 しれなし。はあ、中学時代の男も、
 顔だけで、へたればっかり。
 百合の理想が高すぎるのかな~?」

いや、そうでもないかと。


「ま、百合も可愛いんだから、
 あんまり急がなくても、いいんじゃない?」


「そうだよね!?百合も可愛いから。
 絶対に彼氏できるよね?」

「そうだよ。百合性格悪くないしさ。
 まあ、恋バナもここまでにしよっか。
 水着買いに来たんだから」


百合は性格いいのかな?
自分ども、わからない。
彼氏って、いいな・・。

「ぶ~。亜美冷たい。
 自分は彼氏、できたから。
 幸せです。みたいな~?」


「違うよ!百合。 
 今までが今まで、だったから。
 あいつとはさ、幼馴染同士でもあり、
 恋人になって、日も浅いし」


浩史から、告白してきて、

私も恋人として、認識するの

まだ、恥ずかしいのよね。

能天気で、人当たりもいいから。

もてってたことは、モテてたけどね。

浩史は、年上の人にモテるのよ・・・。




 


< 150 / 177 >

この作品をシェア

pagetop