ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「亜美に似合ってそうだね~。
 黒と花柄。大人って感じ~。
 ねえ、どっちが百合に似合うと思う?」


「百合に似合う方ねー。うーん・・・。
 どっちも似合うと思うよ?」

百合なら、どっちでも似合いそう。
私では、答えられないよ。


「亜美、答えになってないよ~!
 でも、ピンクのラメ入りにしよっと。 
 赤は持ってるし」


やっとのことで、百合はピンク色、
私は黒色の水着を買った。


お店を後にした私達は、

駅前の道を歩いて帰る途中だった。


「夏休みまで、あと3日~。
 高校生の宿題って多いのかな?」

「多いんじゃないかな?
 中学でも、溜め込まずにやったっけ。
 宿題も大事だけど、遊びも大事でしょ?」

「そうだよね~!
 亜美、わかってる~」


ガヤガヤと家に帰宅する人で、

溢れている道。

百合と一緒に買いに行った水着。

お互いいいもの見つけました。
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