ダンデリオン*リング ~真心の愛~
さてと、窓を開けましょうか。


私は、窓を開けに行った。


がらがらがらーー

「浩史、メール見たんだ」


「亜美、ごめんな?
 今から、飛び移るから。
 お邪魔します~」


とう!なんて言って、
浩史が私の部屋に入ってきた。


「いやー、クーラー効いてないなこの部屋。
 あ、そうだ話に来たんだ、話」

相変わらず、綺麗な部屋だな。
女の子の部屋っていうか、
いい匂いがする・・・。
!?まあ、彼女の部屋でもあるから、
ドキドキ、するもんなんか?


「クーラーかけすぎると、冷えるのよ。
 で、話って何?夜になんて・・・。
 何か相談事だったりして?」


相談って、ばれたのかよ!?
さすが、幼馴染っていうか、
俺の彼女。


「ああ、相談って言ったら相談になる。
 でも、頼みごとに近いかな?」


「頼みごと?
 何か、してほしいの?」


「あのな、お前一度由香が告白されたの、
 しってるか?」

由香が告白された?
あ、6月に確か呼び出しされて。
行ったけ、由香。


「由香に告白って、あの時の!
 違うクラスの男子が、
 由香を呼びに来てた。
 名前は知らない人だけど。
 で、それとどういう関係なの?」




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