ダンデリオン*リング ~真心の愛~
メールを打っているうちに、あっという間に1時間が過ぎた。

もうそろそろ、夕飯が出来る時間かなー?
今日のメニューは何だろう?
まっ、呼ばれてからのお楽しみかなー。

その時、トントンと部屋のドアがノックされた。
どうやら夕飯が出来たらしい。


「亜美、夕飯できたわよ」

「はーい。今から下に下りるから!」


私は一旦携帯電話を机において、部屋をでた。
下からいい匂いがした。
甘ーい匂いだ・・・。
ってことはすき焼きか!今日の肉は高いのだ!きっと・・・。


リビングのテーブルにはすき焼きの用意がされていた。
しかし、お父さんが先にすき焼きを食べている。
娘が主役なのに、お父さん・・・。


「亜美、まーた浩史君と一緒のクラスだったんだて?」


「帰ってきて早々の一言がそれなわけ!?
 もっとほら、入学おめでとう!とか、
 入学祝いの祝い金だ!とか・・・」


お隣さんどうしなので、昔から黒川家と月城家は交流がある。
幼馴染とまた一緒のクラス。
いちいちネタにするほど面白いものでもない。
でも、ずっと一緒だったから、
驚きよりももう当然って感じに思っていろだろうか。



 
 
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