ダンデリオン*リング ~真心の愛~
孫の手を持ったまま、少し考え込んでしまった。
はっ!1000円の孫の手の話するために、
私を呼んだのだろうか?!
むむむ・・・。


「しろし、私今日学校であったこと話たかったんだけど」


「えっと、そうだった。
 今日はとゆうか12時過ぎてるけど、大丈夫か?」

孫の手の話で大分時間が過ぎていた。
でも、12時過ぎてるのか。
明日も早く起きないといけないけど・・・。

「少し位なら。私からメールしたことだし。
 ねえ、明日の委員会決め何に立候補するのかなと思って。
 あんた、いっつも体育員だし。
 高校生になったから変える予定とかある?」


「いや、体育委員にしようと思ってる。
 クロミはクラス副委員長か図書委員だったな。
 今回は何にするんだ??」


「私は文化委員とかやりたいなーと思ってる。
 高校生になったから、文化祭とかはなやかな行事があるから。
 もしくは、保険委員かな?何か楽そうだし」


私は小学校の時図書委員2回以外全てクラス副委員長。
クラス(副)委員長。副が余計に感じるのよね。
だから、今回はぜーったいに(副)付きにはならない!

「そうか。んじゃもう遅いからまた明日!
 クロミ、おやすみ!!」

「おやすみなさい~」


ガラガラ・・・ガシャン

私は窓を閉めて、ベットへと向かった。
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