ダンデリオン*リング ~真心の愛~
やっぱり由香がこけたんだ・・・・。
ん?でも、何でしろしが一緒なのか?
まあいいや、廊下に出てみよう。


「百合と梨乃、ちょっと廊下に行ってくるね。
 友達がこけたようなので・・・・」

「百合も一緒に行く~」

「私も一緒についていくわ。
 亜美の友達、ドジっ子?」


「うんうん、違う。
 ドジっ子じゃないから・・・。
 それより、早く廊下にいかないと」


そう言うと、亜美は急いで廊下にでた。

そこには、浩史に荷物を持って貰っている由香が座り込んでいた。

由香の足の擦り傷はとても痛そうだった。


「由香!!大丈夫?!てかしろし。
 由香に何したのよ!!
 こんなにずっこけることなんて・・・。
 もしかして、走ってきたの、二人とも?」


「亜美ちゃん、おはよ」

「クロミ、言っとくが悪いのは俺だから。
 由香に走って競争しようなんていったから・・・」

「はぁ?しろし・・あんたって奴は!!!
 女の子と走る競争してどうするの?」


さすがの亜美もしろしの行動に腹をたてた。

由香は幸い擦り傷ですんだからいいものの、骨折になっていたかもしれない。


女の子と競争するなんて・・・・。
しろし、ちょっとどうゆう神経してんだか。
由香もそれに賛成したら駄目だよ・・・・。
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