ダンデリオン＊リング ～真心の愛～

「由香、しろしのせいで・・・。　
　本当にごめんね・・・・」


「いいの。
　私がこけたのが悪いんだから。
　浩史くんが悪いわけじゃないから」


由香は内向的な性格なのかな？
あとでしろしにお灸をそえないと・・・。
まあ、帰ってからのお楽しみ。
ふふふふ・・・・。


「あ、亜美ちゃん！どうしたの？
　突然怖い顔なんかして・・・。
　もう、この件に関しての話は終わり！
　教室に戻らないと、ＨＲの途中だと思うから」


「ふふ・・・。あぅ。
　そんなことより、早く教室に戻ろう。　
　うん、急ごう」



二人は教室に戻っていった。



ガラガラガラガラ・・・・・


「先生、保健室いってました」


「ああ、月城から話は聞いていますので、
　早く席についてください。
　今から、席替えと委員会委員を決めるところですから」

「わかりました」


二人はささっと席に戻って、着席した。