ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「あ次私の番だ。 
 由香もすぐだから一緒に行こうか?」

「そうだね、亜美ちゃん。
 綾斗くん、残念だったね?」

「まあ、運ってもんでしょ。
 くじ引きも何処の席に当たるかわからないけど・・・」

「うん、くじ引きで亜美ちゃんと近くがいいな私」

「私も。由香と隣で一番後ろがいいな」

「亜美ちゃん、一番後ろがいいの?
 私は3番目がいいな・・・」

「なぜに3番目??」

「えーっと。席順の中間だし、チョークの粉とんでこないから」

由香、チョークの粉嫌いなんだ・・・。

「そうなんだ。私は一番後ろ希望」

「あ。早く引きにいかないと!!
 後ろが詰まってるみたい」

「え?ほんと?急いで引かないと・・・」

私達は急いで、教卓にあるくじを引きに行った。


ガサゴソガサゴソ、ガサガサ!

よし、コレだーーー!!!

早速引いてくじを見てみることにした。


「えーっと私は・・・・。
 17番だ。ってことはー・・・」

私は黒板に書いてある、座席表を見た。

左はしから、1・2・3・4・・・・・と席番号が振ってあった。


17番目は・・・・・・。
4列目の前から2番目だよ。
何か前だよー、中心に近い先生にすぐ当てられそうなポジションだった。

「由香ーどうだったー?」

「私はえっとちょっとまってね。
 開いて確認するから」


由香が引いたくじを見ながら、席を確認していた。


 
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