ダンデリオン*リング ~真心の愛~
由香の席順番号を確認した。

「えーっとね、14番だから3列目の前から4番目の席みたい」

「14番か。私の斜め下あたりだね・・・。
 席はなれっちゃたね。
 隣同士か前後かどっちかがよかったのにね・・・」

「残念だったね・・・。
 でも、少し近くだしそんなに離れてないからいいかな。
 窓際と廊下とで離れているのよりはいいかも」

「そうだねー。まあしょうがないか。
 しろしと綾斗どうなったのかな?」

今丁度、百合子がくじを引いている途中だった。

しろしは終わってるのか・・・。

などと考えていると・・・・・。

後ろから誰かが肩をポンポンと叩いてきた。


「亜美、「わっー!!」 何驚いてるのよ?」

後ろには、梨乃が立っていた。

「あ、梨乃だったのかー。
 びっくりさせないでよ。もーーー」

「あなたがかってに驚いてたんでしょう?
 席順私となりだからよろしくね」

「え?隣って何番??」

「22番。5列目よ」

梨乃は黒板を指差しながら説明した。

「横隣どうしかー、よろしく!」

「ええ、よろしく。
 それより、彼女が亜美の紹介したいっていていた友達かしら?」


梨乃は亜美の隣にいる由香をみた。

由香は一瞬びくっとしてしまたが、ぺこりとお辞儀をした。

梨乃と由香は面識がまったくない。

由香は少し戸惑っている状態であった。



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