ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「クロミ、なんか新しい友達か?
 自己紹介な!俺は 月城 浩史っていうんだ。
 よろしくな!でこっちは・・・」

「はじめまして、渡辺 綾斗です。
 亜美と由香以外とは話したことないよね?」

百合子は「はい~」と手を上げながら、話してきた


「こちらこそ~、はじめまして~!
 平原 百合子で~す!百合って呼んでね!
 タメでいいよ~。綾斗と浩史~♪」

「はじめまして、谷口 梨乃です。
 梨乃とでも呼んで頂戴。タメでかまわないから
 よろしく。浩史君、綾斗君」

一通りみんなの自己紹介が終わった。


「でも~なんで~、亜美と浩史は変なあだ名でよびあってるの??」

「私も同感だわ。(しろしとクロミ)って、あだ名・・・・」


亜美と浩史はお互いにえっとした顔になったが・・・。

亜美が話し始めた。


まあ、みんな私達が幼馴染っていうの知ってる子と、
知っていない子がいるから説明しないと。

「あのね、私と浩史は幼馴染なの。
 幼稚園からずーと。んで、お互いに初めて呼び合ったのが
 『しろし』と『クロミ』な訳で・・・・。
 まあ、色々あって今の呼び方で呼び合っているの」

「うーん、クロミはクロミ、俺はしろし。
 昔からずっと呼び合ってるから、回りからしたらおかしいかもな。
 あだ名でもないような感じだから、あんまきにしないでくれ!!」


お互い初めて出会って呼んだ特別な呼び方。

だから、回りの人から呼ばれるとあまりいい気分はしない。

二人だけの特別な呼び方だから・・・。
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