ダンデリオン*リング ~真心の愛~
由香はだんまりしてしまった。

そう、あの輝く茶色い「アレ」を想像したのだろう。

由香は本当に大嫌いみたいだ。

私もアレは大嫌い!!
由香固まってるよ・・・。
由香、カムバーーーク!!

「由香、顔色わるそうだけど大丈夫かい?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

綾斗が由香の様子に気づいたようだ。

「・・・・え、綾斗君・・・・。
 私は大丈夫だから!
 アレは本当に嫌いなの!!だから」


「あーもう、アレの話もう終わりです!!
 禁止ワードだから、茶色とかその他・・・!」

「クロミお前さっきから一人で突っ込んでないか?」

「あんたが禁止ワードを言いそうになったからよ!!
 気づきなさいよ、もう・・・」


何が悲しくて一人で突っ込みをしないといけないのよ・・・。
今日はしろしは由香に迷惑かけてばっかりのくせに。
あんた、鈍感じゃないんだから・・・。

「由香ほんと今日は色々あったね。
 特にしろし、あんた朝のこと反省してるの?」

「朝のことは反省してる!
 由香に怪我させちまったから・・・・。
 本当に今日はごめんな」

「いいよ、浩史君。
 朝のことも気にしてないから!
 ほら、こんな所にたってないではやく帰ろう」

「ここに立っていても、帰りが遅くなるだけだね」


4人はまた、歩き始めた。



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