ダンデリオン*リング ~真心の愛~
その日の放課後、クロミの後をつけていった。


「黒川さん、僕君のことが好きなんだ!
 だから、付き合ってください!!」


「・・・・・・・あの、悪いんだけど
 私恋なんてしないの。絶対にね。
 だから、ごめんなさい」

相手の男子は怒った表情になった。


「何が『恋をしない』だ!
 全然答えになってないじゃないか!!
 他に好きな奴がいるんだろ! 
 だから、適当に答えてるんだろ!!!」

亜美は少し相手から目をそらしながら言った。


「本当にごめんなさい。
 貴方が答えになってないっていわれても
 私にはこう答える以外言葉が見つからないの・・・・」


「・・・調子に乗りやがって!!
 お前なんてただ顔がいいだけじゃないか!?
 はっ、黒川さんよ!!!
 お前調子に乗りすぎだ!!!!!」



相手の男子が亜美に殴りかかってきた。


ドカ!!!!!!


ドン!!!!!!!!!!!!




「・・・・・・・・・・・・・しろし?」


「お前、こいつに当たるな!
 さっさとどっかに行きやがれ・・・。
 この、負け犬が!!!!!」


俺は襲いかかろうとしたが、


「ひい、殴るな!!!!!! 
 近寄るなーーーーーーーー!!!!
 ひぃーーーーーーー助けて!!!」


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