ダンデリオン*リング ~真心の愛~
うーーーーん、お昼休みーー!


「お昼休みだー!」

「やっほ~、梨乃、亜美。
 おべんと持ってきたから、早く食べよ♪」

百合が自分の席からさっそく私と梨乃の居る
席へとやってきた。


「由香がまだ着てないから。
 ほら、イス持ってきてるでしょ?置いたら。
 重いでしょ」

「由香まだなんだ~。じゃあまっとかないとね!」

「由香、まだノートを書き終えてないみたいだけど、 
 いつものことだから、お弁当の用意だけしときましょう」

がさこそ、と梨乃もお弁当の用意を始めた。


私も用意しよーっと。
今日も自作のお弁当だった。
お弁当作るのはもう昔かややっているから、得意なのだ。


後ろの方から、がたがたと急いで由香がイスを持って

コチラに向かってきていた。

「ごめんなさい、みんなお待たせ。
 おなかすいてるよね?さっそく食べよう?」

そして、亜美の席にイスを置いた。


「準備ができたようなので、
 じゃあー「「「「いただきまーす」」」」」


4月以来変らない風景。

いつも私達は私と梨乃の机を合わせて食べている。

入学してからできた友達。

何か、中学時代とは少し違う感じのグループになっていた。
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