キミ ガ スキ

『もっ…もう一度いって??』

わたしは聞き間違いかと思って聞いた。
だって違うかもしれないから。


「……っ!!」

だけどいってくれない。
それよりもめちゃくちゃ赤くなり余計見てくれなくなってしまった。


『…わたしかわいくなんてないよ??むしろき…「そんなことないっ!!(クルッ!)オマエはかわいいよ!!オマエは一人でがんばっていて優しくて素直で他クラスのやつとも仲良くて……それに…。」

そこまでいって何かを隠すように口をふさいだ。

『なに……??』

わたしはその続きを知りたくて聞いた。


「………っ!!
バカっ!!言うわけないだろ!!恥ずかしい!
………ほらっ!!いくぞ♪」

『えっ……?』

「ほらっ!!行かないと先生にバレて戻されるぞっ!!」(ニヤッ)

『なっ!!なにいってんのよ……たく…!!わかったわよ!!』

(ギュッ)
『!?』

「こっちの方が走りやすいだろっ♪」

『…もう……たく…♪』

「いこうぜっ!!」

『うんっ♪♪』


わたしは小村くんには勝てそうにないです。
だってすきですきでいとしすぎて嫌おうにも嫌えないんですから…。

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