Cigarette Choco -曖昧な関係-
最後の×××
余裕を失くした楓が、何度も何度もあたしの名前を呼ぶ。
そのたびに胸ははちきれそうなくらい、
苦しくなって、痛む。
でもその想いも快感には勝てる筈もない。
「陽菜…ッ」
ギシギシとなるベッド。
シーツをつかむ手により力が加わる。
目の前のことで精一杯。
あと少しで快感という名の楽園に近づいているのだから。
「楓……ぁ…んんっ」
大きく身体が震えた。
ひとつの快感が身体のしんまで走った。