Cigarette Choco -曖昧な関係-
それに、見てるとなんだか落ち着く。
自分の部屋にいるような……
そんな心が軽い感じ。
「陽菜ちゃんは、高校生?」
「うん……高1」
本当は年をごまかすつもりだった。
ちょっとでも楓との距離を縮めたかったから。
でも、あたしの外見じゃ無理だし…
偽るのも嫌だったから……
正直に言った。
そして楓との会話も慣れてきたせいか、欲も深まっていく。
もっと話したい。
もっと知りたい。
もっと彼の笑顔が見たい。
「若いなぁ…」
だから、そう声をもらす楓に聞いてみる。
「楓は…?」