訳アリLife(仮)
…あたしが、悪いの?
あたしが、大翔に詰め寄ったから?
大翔は、何であんなことしたの?
何で、あんなに変わっちゃったの?
あたし、何かした?
どうして、何も教えてくれなかったの?
あたし、そんなに頼りなかった?
大翔に、何があったの?
あたしが、力になれることはなかったの?
頭の中は、真っ白。
でも、自分を責める言葉が脳裏に焼きつく。
「大翔っ…」
「黙れ」
「やだっ…
前の大翔はこんなのじゃなかったっ…!」
「黙れ」
「前の大翔はもっと優しかったっ…!」
「前の俺はもういねぇ!」
また、大翔が声を張り上げた。