訳アリLife(仮)

 あたし達2人は、一緒に教室へ戻った。


「あやか~!
 どこいってたの~?
 
 心配してたんだからぁ~!」



 あやかチャンが教室に入るなり、何人もの女の子があやかチャンに話しかけた。



 やっぱり、あやかチャンって人気者…


 
 そりゃそぅか、だってあんなに可愛いんだもんね…



「ごめんごめ~ん

 あたし蛍とご飯食べてた~♪」

「蛍ぅ~?
 誰、それぇ?」



 …。



 ん?


 まさか、この反応…



「はぁ~?
 ちょっと!
 それは失礼だよ!

 今日転校してきた、早乙女 蛍チャン!」

「あぁ~、あの地味子ね」



 おぉおおっ!


 すっごい!


 あたしのこと、皆全然気にかけてないっ!


「ちょっとっ!
 あやかの後ろにいるってば!」


 小声でそういった、女の子。


「…あ、いたんだぁ♪
 ごめんごめ~ん、

 まぁ、よろしくね?」

「はぃ」



 地味子でよかったぁっ!

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