ありがちな恋
俺が部屋に帰ると愛奈が俺のクッションと
格闘していた。

「何してんだ、お前」

「え、あ、いや!なんでもないの!本当だよ!?」

まあどうでもいいが

「ほら、アイスとカルピスだ。食え食え」

「わ~い♪」

なんて気楽な奴だ。俺のベッドから俺の膝に
移動した愛奈はアイスを夢中で食べている。
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