ありがちな恋
俺の言葉には嘘偽りない。本当に思ったことはない。

「じゃあ私にもチャンスあるじゃん。というかありまくりだ」ボソボソ

「あのな、聞こえるようにしゃべってくれ」

「わびしい青春送ってるねっていったの~!」

別にそんなことないぞ?

「いいんだよ別に」

どうこう言ってる間に愛奈はアイスを食べ終えたようだ。

「よし、食ったことだし帰ろうぜ。もう陽が暮れそうだ。
それに今は雨が止んでるみたいだし」

愛奈はうなずいた。
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