ありがちな恋
それが正しい対応だと愛奈。俺も朝はお前と同じような反応だったからな。
いばることではないが。

「え?だ、だって。男の子だったよね?あの空くんが
空ちゃんで、女だったってこと?もしかして双子?」

「違うと愛奈ちゃん!私はまぎれもなくあの時の星野空だよ」

愛奈。そろそろ現実を受け止めろ。

「ホントだよ。……さっきから言ってっけど」

俺は諭すように愛奈に真実を言う。

「ま、まあ。おにい...じゃなくて先輩が言うんなら信じるけど」

「やっと信じてくれたね、愛奈ちゃん♪」
< 75 / 197 >

この作品をシェア

pagetop