ありがちな恋
愛奈はまだ驚いた顔のままだ。

「それでね、愛奈ちゃん?今から健くんの
家に行くところだったの。愛奈ちゃんの家って
隣だったよね?だから一緒に帰りましょ」

「……う、うん。別にいいけど」

「お兄ちゃんと二人で帰る予定だったのに……」ボソボソ

「それじゃ帰ろうぜ。二人とも」

「そうだね♪健くん」

「あ~待ってよ~。先輩!」

はぁ、疲れた俺。
< 76 / 197 >

この作品をシェア

pagetop