ありがちな恋
「はい。そんで健の通ってる学校に
偶然通うことになって今日再開しました。
ホントは会いたくなんてんかったけど」

「またまた~そんなこといっちゃって。
まあまたよろしくね。健のこと。こいつ
友達少ないからね~」

うるせえこのやろう。

俺はこいつらのなんちゃって漫才を無視して
上に上がる。空に声をかけようと思ったが
先に勝手に上がったみたいだ。

「おい、待てよ健~」

「うっせ。早く行くぞ」

< 99 / 197 >

この作品をシェア

pagetop