婚約者は俺様なオタク様★




「………」


無言で受け取る高田。



ったく…


『ありがとう』ぐらい言えないの?



もう、高田の反応や行動に無になろう。

意識するのが疲れるわ。





色々考えてる間に家に着いた。



「ただいまー」



「あっ2人ともお帰り!」


と笑顔で出迎えた、うちのお母さん。


「こんばんは」


そう言った高田は“メガネの高田”に戻ってた。



「こんばんは。さぁ、高田くん上がって!」


スリッパを出した母。



「あっお邪魔します…」



「散らかってる家だけど、どうぞ」


お母さん…

何でそんなに笑顔なのよ…。





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