婚約者は俺様なオタク様★
リビングに行くとお父さんはテレビを観ていた。
「おぉ、高田くん。こんばんは」
「お邪魔します」
ペコッとお辞儀する高田。
「あっそうだ!ご飯は、2人ともまだなの?」
カウンターの向こうから聞くお母さん。
「まだだけど」
「じゃぁ高田くんも食べて行きなさいよ」
えっ高田も!?
勘弁してよ…。
「いえ…僕は、もう帰りますので…」
「何言ってんの!将来の息子が遠慮しない。ね?」
満面の笑みで高田に言うお母さん。
高田もなかなか断れないんかして
「あぁ…なら、頂きます」
苦笑いしてるよコイツ。
クスッと笑ってやった。
まぁ一瞬高田に睨まれましたけどね。