婚約者は俺様なオタク様★
「山本、盛り上がってるとこ悪いんだけど…」
声の方に振り向くと遼平がいた。
「あっどうしたの?」
「放課後、保健委員の集まりあるらしい」
「そうなんだ。分かった」
「じゃぁ、放課後」
それだけ言った遼平は、男友達のとこまで戻った。
「ほら、遼平くんとなかなか進展ないんだから、他の男に目を向けるチャンスだって」
ケータイをいじりながら言う由香。
「余計なお世話!」
そう言って私は弁当を食べた。