婚約者は俺様なオタク様★
高田が怖すぎて手に冷や汗をかいてしまう。
もう、席に戻っていいかな?
なんて都合のいいことを考える私。
本当は家に帰りたいけど、高田かみんなのいる席なら、みんながいる方を選ぶよ。
だから
「じゃぁ…ね」
とだけ言ってこの場から逃げようとすると…
―ガシッ
高田に腕を捕まれた。
振り向くと、さっきよりも更に怖い顔している高田。
ちょっ…
マジで何なの!?
つか手離して欲しいんだけど。
でも、ものすごい力で腕を握られていて離すことができない。