婚約者は俺様なオタク様★




「でも、学校じゃん。誰かに見られるかもよ。
素顔見られるの嫌なんじゃないの?」




「大丈夫だろ。授業中なんだし。それに―…」



高田は、言葉を詰まらせた。




「それに?」




「何でもねぇよ」




「あっそ」



別にそこまで興味なかったから、それ以上突っ込まなかった。



それで私がこの場から移動しようとすると…



「だから、何処行くんだよ」


とまた聞いてくる高田。



正直ウザいんですけど。





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