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「これ…」
「え？」

健司の手には1枚の紙。
受け取ると、メールアドレスが書いてある。

「クラスの友達が、お前に渡してくれって」
「えええっ!?ほんと??」
「うれしいの?」
「うん、まぁ、普通に…」


「あっそ、これ見てみ」
なんだか更に不機嫌な態度になってくる健司。
どうしちゃったんだろう…？



健司は制服ズボンのポケットから1枚の封筒を出した。
「なに？これ？」


「俺へのラブレターらしいよ。ラブレターとか
超ウケるよね、いまさら？みたいな」



本当、なんか変…
しゃべり方とかなんかこわい…。

「なんか健司…なんかあった？」

恐る恐る伺ってみるけど…



「んや？」
「ちょっと目つきが怖いね…今日」

「妬かないんだね」