駆ける…キミト共に
価値
――1――
―――
――
―
夜、国道十六号線を走っていてふと思う。
(俺は、何をしているんだろう…)
淡々と無情に流れているラジオを、左へ受け流し
一人、車を走らせる。
大学も現役でそこそこの所を出た。
だが、所詮この世は実力社会で…次第に幼い頃の夢を、失っていった。
今ではこの、城山 卓 は
タクシードライバーをしている。
恥ずかしい職業では無い。自分で、人と触れ合う仕事がしたかった
と言うのは事実だ。
――
―
夜、国道十六号線を走っていてふと思う。
(俺は、何をしているんだろう…)
淡々と無情に流れているラジオを、左へ受け流し
一人、車を走らせる。
大学も現役でそこそこの所を出た。
だが、所詮この世は実力社会で…次第に幼い頃の夢を、失っていった。
今ではこの、城山 卓 は
タクシードライバーをしている。
恥ずかしい職業では無い。自分で、人と触れ合う仕事がしたかった
と言うのは事実だ。