駆ける…キミト共に
涼子は、いつもの襟付きのスーツで
上下白の綺麗な
服装をしていた。

その、新たな警官も含めて
合計五人で話す事になるようだ。

不思議と、城山は
人を跳ねたと言う事に
なかなか気付かないでいた。

気付けなかった。

「あなた…」

とだけ、飽くまでも冷静に努めて言うと
そのまま、城山の向かいに椅子が運ばれ
よそよそしく、そこに着いた。
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