駆ける…キミト共に
若手の警官が
「城山涼子さんで、宜しいですか?」
と聞いた。

「はい」
静かに答える涼子。

卓は、涼子との再会に感慨深い何かを
感じてはいたが
どうしても、例の件には
突っ込まずにはいられなかった。

しかし、それには
踏み出せない自分がいる。

目線は、三波に向けられていた。

三波は、目を下に向けた。

これが、けじめと言うものなのだろうか。
(ここで、白黒させる…)
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