駆ける…キミト共に
「あたしはね…
っと、ごめんね。
こんなんじゃ、余り聞き取れ無いよね。
ごめんね…

あたしは、それから働いたの。
普通の仕事でも、子供と女よ?
食べて行くらいは、全く苦にはならなかったの…」

とは言っているが、頑張ったに違いない。
あの時、腕を弾いた力は本物だったよ。
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