駆ける…キミト共に
「でも、たまに
何処か遠くを見ている時があって…
胸が痛くなった…とも仰ってたわね…

一体、何処まであたしたちは
卓ちゃんを苦しめているか、分からないけど
ただ一つ…

あたしは最低だって思ったの…他に
あの子を宥める方法が
きっと…きっとあったはずなんだから!」

涼子の語尾が…しまいには強くなって
行くのが
直ぐに分かった。
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