駆ける…キミト共に
最後は、まるで
何かを叫ばんとするかの様な…

そんな、いたたまれない心の叫びだったのだと思う。

涼子は、何もかも自分で抱え込んでしまうから。
でもそれは、自分と同じで…

しかし、涼子にはそれを味あわせたくない。
苦しむべきは、父親として…
夫として最低な
この自分である。
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